脚をずっと組んでいたら疲れた。雨の中、雨宿りに、途方にくれ、風を思う。側にいたい。明るい街灯の下で、人の目が落ち着かなく、私はそこに佇む。ソファーに寄りかかった100錠の薬と、弛ませた煙と、落ち着きのない視線がくらなす日々。しょうもない日々をしょうもなくなくする為に、はためく視線を絡ませる。はためく服、布団に沈む肉、今日も沈む太陽。明日も昇る太陽。天井から覗く青空と、上る煙に絡ませる指。今日も沈む液体。

 99%の期待と1%の絶望。気合を入れて日々を乗り越えようとしている。側には過去の大きな待望。乗り越えようとする跳び箱ではない。笑顔で見送ってほしい。人生に指揮棒を振れ。希望を持ち乗り越えろ。乱反射して覆いかぶさる未来。さらに襲いかかる不可解な希望。立ち止まる未来に前に進む希望を。今まで愛はどこにあったのだろう。行方知らずの恋はとめどなく、毎日誰かの手元で溢れ出ていた。わからないことを知っていながら知らないふりをして、生きてきた。次はそういかない。常に新しく生まれ変わり、私はまだ猿のまま。